求人のたくさんある薬剤師になりたかった

求人のたくさんある薬剤師になりたかった

私は小さいころ、薬剤師になりたかったのですが、なぜかプログラマーになってしまいました。たぶん、中学2年生のときに引っ越して、転校をしたことがきっかけになったのだと思います。引越しをするまでは、理数系に強い高校へ進学し、その後、地元にある薬学部の単科大学へ行きたいと漠然と考えていました。薬剤師になれたら、病院から求人がたくさん来るので就職に困らないだろうし、ゆくゆくは独立して開業してもよいと思っていました。ところが、引越しをした先は、山ひとつ越えただけの隣の市町村だったのですが、高校の学区が引越し前とは異なってしまいました。引越し前は県内でも一番の進学区だったのですが、引越し後は、かなりレベルの低い学区でした。この学区内で一番の進学校へ行っても、希望の大学に入るためには、かなり努力をしなくてはなりません。それに、高校の数自体が限られているので、ほとんどのクラスメイトが同じ学校へ進学します。小さい町なので幼稚園など子どものときからのつながりが強く、中学から入ってきた余所者の私には、居心地が悪いということもありました。そんなとき、中学3年の夏休み前だったでしょうか、教室で工業高等専門学校のパンフレットを目にしたのです。ここへ行けば、大学へ行かなくても求人がたくさん来るし、大学へ進学したければ、卒業後に大学3年へ編入も可能です。もともと、機械系の仕事をしていた祖父の影響で、小さいころからプログラムに興味があったことも手伝って、それまでの薬剤師の夢は諦めて、あっさり方向転換。夏休みに猛勉強し、無事合格、工業高等専門学校へ5年間通いました。そして情報処理関係の会社の求人に応募し、就職してプログラマーになりました。薬剤師にはなれませんでしたが、それなりに満足のいく就職ができたと思っています。

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